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園長先生のおはなしとネグレクト

『園長先生のおはなしとネグレクト』

とある御縁で
最近は普段では関わる事の少ない保育関連のデザインの仕事を請け負っています。

そんな中、本日は園長先生から色々なお話しを聞かせて頂きました。

特に印象に残ったのは

園の生活でお子様から発してるSOSを見逃さない

というお話し。

家の環境が園の生活にダイレクトに反映されるので親御さんがどの様な方でどの様な愛情を注いでいるか想像が出来る

ということ

僕には16歳の娘がいるのだけれど一応ひと通り子育ては終わりに近づいている。

僕の子育ての答え合わせの時期がもう少しで訪れる訳なんだけど不安でしかない。

ただ、手探りで分からないなりにがむしゃらに愛情だけは注いできたと思う。

保育園のおはなしに戻して

『ネグレクト』という言葉があるけど

世の中、多様性が叫ばれて様々な子育ての考え方がある中で一概には何が正しいかは決めつけてはいけないとは思う。

だけど

親のエゴで子供が犠牲になる可能性があるという事も考える必要があると思う。

例えば、
親自身が体験してない、受けて来ていない教育を
本や知人から聞いただけの小手先で親が教育論を語り
そのまま過度に与えたがる親が多くなった気がする。

自身の体験からの子育て方法を全て否定しているのは自身を否定しているようで悲しい。

数年前ですが
ネグレクトの疑いがある状況に居合わせた事があった。

子供というのは正直で
その子はいつも奇声をあげていて
どうみても愛情不足で
感情が不安定な感じにみえた。

その子のお母さんは
『うちの子は表に感情をあまり出す子じゃなくて
大人しくしっかりしている子だから心配ない』
と言っていた。

普段の生活環境は
日中はおばあちゃんや不特定多数の友人・知人がみている状態なのに
本当に理解出来てるのか不安になったのを覚えている。

夜はほとんどおばあちゃん
お母さんは昼も夜も食事会やパーティに勤しむ
親も息抜きは必要だとは思うけど

どっからどうみても生活環境は異常で愛情が不足しているように見えた。

その親のSNSを閲覧してみると
『子育てしてます良い親アピール』をしたいのか

お子さんとツーショットやお子さんの写真を顔出しで頻繁に投稿をしている。
YoutubeやTikTokに至っては面白く加工されていて
決して笑えるものではなかった。
(僕は意思決定の出来ない時期のお子さんの鍵アカでもないSNSの強制的な顔出しは虐待だと思ってます。)

そのような親ほど
『うちの子は顔出ししても大丈夫だから』と
親の裁量で全て決めていたりする。

親の自己肯定感と好感度の為に利用される

こんなに恐ろしい事はない。

子供より常に自分ファーストで自己愛が異常に高い親。

個人的にはこういったズレからネグレクトは徐々に始まって行くのだと思う。

自身の正義感を持ち出して
こういった問題に少しでも介入してしまうと
ネグレクトの親から
『DVだ』という認定をくらってしまうので手が付けられない。

今でも
『あの子は今、大丈夫なのだろうか』
とふと気になる事がある。

園長先生と話をしていて

あの時、僕に出来る事は何か
他にあったのだろうか。

とふと考える

余計なお節介で
関わらない事が一番良い
という選択もあるけど

そんな世界で果たして良いのか…

答えは今でも分からない。

なんでかな。
泣けてくる。

それでも子供はお母さんが大好きだから
頑張って大人しい良い子を演じて
愛してくれるのを待ってる
他人ではなくて親の愛を求めてる

ああ… 無力感

原田慎吾(shingo harada) / designer / Videographer
Iam me.「感性をそのままストレートにデザイン・表現したい」そんな想いで活動しています。
想いつなぐデザイン株式会社 代表取締役。
主に飲食店様にデザインをご提供・ブランディングに関わる事をメインに活動してます。

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ABEMAのセカンドチャンスウェディングという番組に出演してました。『あ、その時のあの人だ。』と思った方は
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